お家の気温を保ったり、エアコン費用などの電気代に大きく関わる「断熱材」。
この記事では、「吹付断熱工事」に注目して、メリットやデメリット、注意点を紹介させて頂きます。
吹付断熱とは、発泡性の断熱材を現場で壁や屋根などに直接吹付て施工する断熱方法です。
発泡剤(液体)が空気と交わることで、泡となり急速に膨らみます。
泡に含まれる空気やガスが断熱効果を持ち、モノとモノの隙間をパンパンに膨らむ特性から
建物の隙間を埋める気密性も得られる断熱方法です。
発泡剤が、柱と床の隙間、柱と壁の隙間など硬いもの同士の隙間に入り込むように膨らんでいくため、
外からの隙間風が入りにくい特徴があります。
グラスウールのような商品には、幅の規格寸法があるため、柱のスパンや屋根の形が少しでも複雑になると、施工者による切断が必要になります。
そこでの切断面が施工者による技術の差が発生したすいポイントとなってしまします。
吹付断熱工事では、発泡剤が硬いものから硬いものまで膨らむため、建物のつくりによる施工の差が発生しにくい材料となります。
一度、吹付断熱を施工してしまうと、施工した箇所を後から確認することが困難となります。
下地の位置や、コンセントやスイッチの電気設備関係の位置など施工前にきちんと確認しておく必要があります。
吹付断熱を施工した建物を解体する場合、構造体などとは、処分費用が異なります。
解体時に柱などから発泡剤を切り離す工程が必要になるため、解体の手間費用が高く感じてしまします。
吹付断熱工事は、自由な形状に対応出来たり、膨らみによって隙間を埋めていく特徴があるため、現場によっての施工性に差が発生しにくい特徴があります。
注意しなくてはならない点としては、施工後に変更や修復が難しい特徴があるため、事前確認が必要となります。
マイホームに施工する断熱材の特徴をきちんと理解しながら、施工店さんと共に家づくりに参加していくことが、
後々の後悔を減らせるポイントとなります!
takuro
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