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【コラム】ジャパンディ

近年、定着しつつある『ジャパンディ』という言葉は「ジャパニーズ」と「スカンジナビアン」の混成語で

日本ではもちろんアメリカなど海外でもとても人気のあるインテリアスタイルのひとつです。

今回はジャパンディスタイルの取り入れ方を紹介したいと思います。

『ジャパンディ』とは、一般的には日本とスカンジナビア(北欧)「”レイ・イズ・モア”の精神で有名な2つの文化の融合」と定義されています。

※”レイ・イズ・モア”とはシンプルなデザインを追求することで美しく豊かな空間が生まれるという信念を表した言葉。先回のコラムに登場した帝国ホテルライト館を設計した建築家フランク・ロイド・ライトと共に近代建築の三大巨匠のひとりとされるミース・ファン・デル・ローエが残した言葉として知られています。こちらはまた後日コラムで深堀り予定^^

ジャパンディスタイルとは?

日本には古くから「間」と「余白」いう特有の空間的美意識があります。「間」とは空白を作り、その見えない空間の中に「美」を感じることです。例えば、外国が始まりだと言われるフラワーアレンジメントは、装飾の華やかさを重視しているため、空間にこだわらず花をふんだんに使うのが特徴です。それに対し日本の生け花は、一輪の花であっても、その空間に溶け込んでいれば美しいと感じることができます。この「間」の美意識を活かし、シンプルかつスタイリッシュで、なるべく無駄を省いたミニマルな空間を演出するのが日本のインテリアスタイルの特徴です。

そして北欧の人々の価値観を示す「ヒュッゲ」という言葉は、デンマーク語で「居心地がいい空間」や「楽しい時間」を表します。この言葉は北欧の人々にとっては単なるイチ単語にとどまらず、大切な価値観のひとつとなっています。
北欧の人々が「これはヒュッゲの時間だ」と呼ぶのは、自宅で家族や友人など大切な人と一緒に過ごす時間だったり、好きな小物や植物などに囲まれた部屋で読書を楽しむときなどリラックスしている時間のことです。

このような価値観から北欧の人々は部屋に対する関心が高く、家具や照明器具が発展してきました。

日本でも近年はコロナ禍の影響もあり、ヒュッゲを楽しむ文化が根付きつつありますね!

この「間」と「余白」という空間を大切にする日本の価値観と、「ヒュッゲ」という空間を大切にする北欧の価値観を合わせることで、ジャパンディスタイルを演出できます!

自然素材を活かした家具や素材へのこだわりも似ているため日本と北欧のインテリアを組み合わせることはとても相性がよいのです。割合は3:7くらいで、和の要素を少なめにしましょう。

ジャパンディスタイルの取り入れ方

配色

ニュートラルカラー(ホワイト、アイボリー、ベージュ、グレー)をベースに、自然を連想させるアースカラー(ブラウン、テラコッタ、カーキ、モスグリーン、ネイビーなど)を合わせるのがおすすめです。アクセントとして少量のブラックを使うと、スタイリッシュな雰囲気になります。

基本的に赤やピンク、オレンジなどの鮮やかな色は使用しません。

部屋全体が華美な装飾に偏るとジャパンディスタイルにはならないため、家具屋小物が主張しすぎないよう配色に気を付けましょう。

素材・家具

無垢材や漆喰、タイルなど自然素材を取り入れることがおすすめです。

サスティナブルであることもジャパンディスタイルの人気の理由のひとつです。

家具は無垢材で。椅子は脚が華奢なものを。

収納は「見せる収納」より「隠す収納」で。

植物

観葉植物や枝モノ、ドライフラワーなどを置きましょう。

自然とも調和もジャパンディスタイルのポイントになります。

グリーンやドライフラワーの他、生花を飾る場合には、トーンを落としたカラーや枝モノにすると、よりインテリアとの調和がとりやすいです。

まとめ

弊社のコンセプト住宅Lagomもジャパンディスタイルを取り入れています。

間と余白を大切に設計されているモデルハウスでは、ご来場いただくお客様より一番多くいただくお声が

居心地が良い空間であるということです。私たちスタッフも、モデルハウスで過ごす時間は、自然素材、インテリアの配色、植物と香り、温かみのある照明のあかりなどから、改めて居心地の良さを感じています。

忙しい毎日。ぜひ、ジャパンディスタイルの居心地の良さを体感しにお越しください。

モデルハウスご予約はこちら → https://lagom-liv.jp/

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